たくさんのお客さまに支えていただいた松屋銀座の100年間。世代を超えて長くご贔屓にしてくださるお客さまや、足繁く通ってくださるお客さまは、松屋銀座のどんなところを愛してくださっているのでしょう。今回はそんな“松屋通(ツウ)”のお客さまの中から、今回はOさん母娘が気に入っている“松屋銀座での1日の過ごし方”を教えていただきました。

松屋銀座お買い物歴30年以上 Oさん母娘のお気に入り

毎月のお楽しみ、松屋銀座で過ごす1日

お客さま

Oさん母娘
セツ子さん(母)、
加代さん(娘)

PROFILE

セツ子さんは1950年代に女優として映画などで活躍。俳優で実業家のご主人との間に生まれた加代さんも女優という芸能一家。19歳と17歳のトイプードルを母娘で大切に可愛がりながら暮らしています

随所に感じる “思いやり”が、ショッピング中の心地よさに

華やかで気品あるオーラをまとうセツ子さんと加代さん。母娘とも女優としてのキャリアがあり、カメラを向けると自然と笑顔がこぼれるご様子はさすがです。

松屋銀座には数十年前から通ってくださっていますが、特にここ6年ほどは月に数回ペースでご来店。お好きなショップをうかがうと…。

「今日母が着けているネックレスは<ミキモト>で購入したものですし、1Fのショップで見つけた松屋銀座100周年記念のダイヤモンドリングもお気に入り。器類も大好きで、クリスタルのワイングラスやボーンチャイナのティーカップをよく贈り物にしています。アートフェスティバルやお着物などのイベントも楽しいですね」

次々にショップを挙げてくださる加代さんのお話から、全館くまなくご利用いただいていることが伝わります。そんな加代さんが考える松屋銀座の魅力とは?

「開放感がありつつ広すぎないので見て回りやすいんです。そして気配りが行き届いているんですよね。レストランでの食事中にお店の方が母の体調を気遣って、毛布を探して持ってきてくださったり。改装中のお店にもちょっと腰かけられる椅子が用意してあって、生前の父が買いもの中にひと休みできたことも想い出に残っています」。松屋銀座の“思いやり”を随所で感じ、母娘で過ごす間も安心感を抱いてくださっているようです。

ヘアサロンに行く日は松屋銀座でのショッピングがルーティーンに

松屋銀座には、おふたりのご趣味である歌舞伎鑑賞の前後に立ち寄ることも多いそうですが、定期的なご来店のきっかけになっているのがヘアサロン<アヴェダ>です。

「月に一度は必ず母娘ふたりでお世話になっています。その前後にお茶やお食事をしたり、お買い物をしたりするのが毎月のルーティーンになっているんですよ」と加代さんは微笑みます。今回は、松屋銀座に精通するお二人に、いちばんのお気に入りコースをご紹介いただきました。

お気に入り01

自然の香りと開放的な空間に癒やされる<アヴェダ>

Oさんが毎月母娘で通うヘアサロン<アヴェダ>。落ち着いた雰囲気で、大人の女性を中心に支持を集めています。植物の力を活かした<アヴェダ>製品に多彩な髪質改善メニューをかけ合わせて、健康的な艷髪に仕上げる技術に定評があります。

「広々とした空間が開放的なサロンです。シャンプールームは一転して照明を落とした落ち着いた雰囲気。フルフラットのシャンプー台でアロマの香りにリラックスしながらトリートメントをしていただく時間が本当に心地いいんです」と加代さん。

スタッフの丁寧な対応にもリラックス

仲良く並んで施術を受けるお姿が印象的だったOさん母娘。「高齢の母を置いて出かけるのは心配なので、こうして一緒にカットやカラーをしていただけるのが嬉しくて」と加代さんはにっこり。<アヴェダ>のサロンスタッフの丁寧な対応にも魅力を感じてくださっているようです。

サロンの前後には隣のカフェ「キャンティ」に立ち寄るのもおすすめなのだそう。「四角い硬めのプリンがおいしいんですよ。コーヒーとよく合います」と加代さん。<アヴェダ>で髪がしっとりツヤツヤになった後なら、館内でのショッピングやティータイムも華やいだ気分で過ごせそうです。

お気に入り02

遊び心がありつつ上品なアイテムが揃う<リタズダイアリー>

ヘアサロンのあとはファッションフロアでショッピング! 向かったのは、加代さんが今いちばんお気に入りという<リタズダイアリー>です。日本のデザイナーズブランドを中心に、彩り豊かなテキスタイルやレース、刺繍などで遊び心を効かせた洋服や雑貨が揃っています。

「ロマンティックでカラフルで、それでいて清潔感もあって。着心地もいいお洋服ばかりなんです」と加代さんは目を輝かせます。

松屋銀座別注ワンピースが母娘のお気に入りに

撮影中にも、加代さんは気になるアイテムがたくさんあったよう。そんな中、「まあ、夢のような色!」と一目惚れしたのが、ピンクのチュールの手編みワンピース。デザイナー・山瀬公子さんが手がけるブランド<マトリョーシカ>のもので、<リタズダイアリー>の別注アイテムだそう。

早速加代さんが試着すると、セツ子さんも「華やかでいいねえ。私も着たいくらい!」と絶賛します。その声にも背中を押されて、加代さんはワンピース購入を決定。母娘でお好みが合うからこそ、いっそう心躍るショッピングになっているのですね。

お気に入り03

厳選した魚介の鮮度と、上品なサイズ感が嬉しい<すし田 乾山>

ショッピングのあとは、お待ちかねの夕食です。おふたりの定番はお寿司と天ぷらですが、この日は<すし田 乾山>へ。「新鮮な魚介を使ったこちらのお寿司がふたりとも大好き。ほっそり上品なサイズ感のシャリで、母は喉越しも楽なようです」と加代さん。

ショッピング途中に少し歩き疲れていたセツ子さん。こちらで冷たいビールをいただくのを楽しみにしていました。席に着いたら、早速ビールでカンパイです。

昔から変わらぬ、親しみやすい江戸前寿司を

この日ふたりが選んだのは「特選旬のにぎり」。旬のねた8貫が盛り合わせになっています。この日はセツ子さんの好きな中トロやヒラメも入っていました。

店長の北村さんによると「その日仕入れたおすすめのねたを、お好みも伺いながら握っています。ササニシキとコシヒカリをブレンドしたシャリで、どなたにも親しみやすい、安心できる味に仕上げています」とのこと。今年70周年を迎える寿司田グループならではの変わらぬ味が、Oさん母娘のように多くのファンに愛されています。

Oさん母娘の松屋銀座のお気に入りLIST

01  <アヴェダ>  6F
植物の力と自然の恵みを生かしたヘア&スキンケアブランド<アヴェダ>の世界観やサービスを体感できるコンセプトサロン。96%が自然界由来成分のアヴェダカラーをはじめ、豊富な髪質改善メニューで艷やかな髪を目指せます

02 <リタズダイアリー> 3F
松屋銀座が2001年から運営する、リタという女性のクローゼットをイメージしたセレクトショップ。「ミナ ペルホネン」「ミントデザインズ」などのジャパニーズブランドを中心に、少女の心を忘れない大人のためのアイテムが揃います

03  <すし田 乾山>  8F
厳選した旬の魚介を使った江戸前にぎりやちらし寿司はもちろん、お酒にぴったりな刺身や焼き物などの一品料理も揃います。江戸前にぎりのセットだけではなく、季節の料理を取り入れたセットメニューも豊富です

PHOTO/NORIKO YONEYAMA TEXT/MIYO YOSHINAGA