慌ただしい日々こそ、仕事中も快適に自分らしくいられる「頼れる相棒」で働く気持ちを鼓舞したいもの。そこでモノづくりに携わるクリエイターに松屋銀座との思い出や、相棒として大切な仕事道具への思いを伺いました。きっとあなたの相棒にもなりうる、松屋銀座で買えるアイテムをチェックしてみて。

CREATOR 04
ヘアメイクアップアーティスト
草場妙子さん
プロフィール
へアメイクアップアーティスト。雑誌・広告・CMなどで多数ヘアメイクを担当するほか、今年ほぼ日にてオンラインストア「草場妙子化粧品店」をオープン。土日限定の予約制メイクアップサロン「WEEKEND MAKEUP ROOM」では、一般の方にもおすすめの化粧品やメイクをマンツーマンで提案している。著書に『TODAY’S MAKE-UP 今日のメイクは?』(アノニマ・スタジオ刊)。
松屋銀座で見つけた!わたしと仕事の相棒エピソード#04
「アルネ・ヤコブセン」ウォールクロック
「松屋銀座」は、自身の暮らしや仕事のインプットに欠かせない場所

日々多くのメイクアイテムに出会いながら、さまざまな方法で各方面にその魅力を伝えている草場さん。今回撮影させていただいたのは、草場さんご自身が直接マンツーマンでお客様と向き合う予約制メイクアップサロン「WEEKEND MAKEUP ROOM」のアトリエ。アトリエ内は、配されている家具や使用するアイテムの隅々にまで、草場さんのセンスや配慮があふれています。そして、その中には松屋銀座で購入したものが多数。実は親族が「松屋銀座」で働いていたという縁もあり、よく訪れるのだそう。
「松屋銀座に立ち寄ったら、いつも7階の『デザインギャラリー1953』をチェックしますね。仕事に役立つインプットもできますし、『デザインコレクション』で素敵なものを購入して帰ることも。そういえばこのマグカップや椅子も、デザインコレクションで買ったものです」。銀座を訪れる際には日常的に立ち寄り、身の回りを彩るアイテムを発見しているとのこと。1階の化粧品売り場が中心かと思いきや、洗練されたアイテムが常に並んでいる『デザインコレクション』も、ご自身やメイクアップサロンを作るうえで大切な場所のようです。

“伝える”ことが好きで、
それが自分らしさだと気付いた
もともと”化粧品やメイクが好き”であることがきっかけで、美容師からへアメイクアップアーティストになることを決めたという草場さん。「仕事現場などで、日常的に周囲の人にメイクアイテムのおすすめをよく伝えていたんです。”Instagramで投稿してはどうか”とヒントをもらって、発信をはじめました」。プチプラから百貨店のものまで、化粧品を求めて日々多くの店舗を巡り、自分で試して「おすすめしたい!」と思うものを中心に発信している草場さんのInstagram。始めると、たちまち日々メイクやスキンケアに悩む人など多くの人の話題に。「たくさん反響があり、自分はやっぱり人に“伝える”ことが好きなんだと気付きをもらいました。現場で会う方にも、それぞれの肌や髪の特徴に合わせておすすめの商品を伝えたら、喜んでいただけるのが嬉しくて。もし街中にもメイクやスキンケアに悩んでいる人がいるなら、一人ひとりのニーズに合わせておすすめを伝えてみたい。そう思い、予約制のメイクアップサロンを開くことにしました」

サロンの時間が、お客様のよりよい日々の糧になるように
平日は雑誌や広告現場でのヘアメイク仕事、土日はメイクアップサロンを開く草場さん。サロンでは各お客様に合わせて90分間、ときにはメイクアップ、ときにはメイクレクチャーを行うそう。その90分間の欠かせない相棒となっているのが、「アルネ・ヤコブセン」のウォールクロック。「お客様のそばに立ってお話しながら、自然と自分の視界に入ってくる位置に時計をかけています。お客様にとっては一度きりかもしれない90分という限られた時間の中で、ひとつでも多くその方にとって有益な情報を伝えたい。そのためには、逐一時間をチェックしながら無駄なくメイクを進めることが大切だと思っています」。
アトリエをオープンする際、空間にいかに溶け込むかを重視しながら時計を探すなかで、知人の本で偶然出会った「アルネ・ヤコブセン」のウォールロックシリーズ。時間が見やすいすっきり洗練されたデザインも決め手のひとつで、小ぶりで存在感が強すぎない21cmの大きさにしたのだそう。お客様が鏡に映った自分を見たときに顔が引き締まって見えるよう、メイク台の背後を一面木目にしたり、化粧室の扉が直接見えないよう空間に区切りを作ったりと、お客様のサロン時間が有意義で素敵な時間になるような配慮に余念がない草場さん。お客様に草場さんが時間を確認していると悟られない視線動線を考えた位置にある「アルネ・ヤコブセン」のウォールロックは、そのお客様への配慮の肝となる大切なアイテムです。
松屋銀座で見つけた!わたしと仕事の相棒エピソード#04
「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」
アラバストル パテル・マテオス
ふたつ目の相棒は、自身の気持ちのスイッチにもなる香りアイテム

サロンの1日のはじまりは、アトリエに入ってまず「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」のアラバストルの陶器蓋を開け、アロマを落とすことからという草場さん。ふたつ目の相棒である「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」のアラバストルは、陶製の容器・オイル用ストーン・フレグランスオイルがセットになったもの。


「このサロンアトリエを作るときにとても大切にしたのが香りで、かなり時間をかけて選びました。4種類から選べる陶製の容器、7種類から選べるアロマオイル。選ぶ際に自分の感覚で“はじまり”をイメージできるものと選んだのが、”パテル・マテオス”というローズとムスクが織り交ざったすっきりとした香りでした。1滴たらすだけで数日香りが続いてくれるのも嬉しいです。陶製の容器の蓋を開け閉めする動作自体が、私自身の平日の仕事とのチャンネルの切り替えにもなっていて。気持ちにとてもいい影響を与えてくれています」。インテリアとしても馴染む美しい佇まいのこのアイテムが、お客様だけでなく草場さん自身のサロンでの居心地をよくしてくれます。
これからもずっと、日々勉強。挑み続ける自分でいたい

「ちょっとしたコツやアイテムの組み合わせで、日々のメイクの楽しさがまったく変わるんです。なるべくたくさんの方の毎日の助けになれたらと思っているので、私自身も常に新しいアイテムをチェックしたりと日々勉強ですね。平日の撮影現場ではヘアメイクを私にお任せしてくださることも多いのですが、サロンではお客様が求めていらっしゃることに応えていかないといけない。肌質や特性に合わせたご満足いただける提案ができるよう、事前に何通りも準備するんです。平日と週末とで使う頭も準備する内容もまったく異なりますが、だからこそ気づきや反省も多くて。より自分自身も成長できると感じています。これからもそんな毎日を丁寧に続けていきたいですね」
プロの現場で確固たる信頼を得てもなお、より多くの人へメイクの可能性を伝えたいと挑戦を続ける草場さん。メイクアイテムや仕事道具の一つひとつと丁寧に誠実に向き合うその姿は、まさに草場さんの仕事や人生に対する姿勢そのもの。仕事の相棒にまつわる会話の節々に、生き方や仕事との向き合い方のヒントをいただいた気がします。
PHOTO/HIROSHI KIYONAGA TEXT/KANA HIRAMOTO , MOE KUMADA
















